« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009年7月29日 (水)

既存のお堂の解体

7/27

既存のお堂の解体の日がやってきました。

隣に立つ大きなカヤの木を守ってこられた(と勝手に私が思ってるんですが)ご神体を一時別の場所へ移動させて頂き、その際に同地区内の神社の宮司様にお祓いをお願いをしたのでした。

Oharai1 ▲このように、恭しく。

お寺の中にありながら、その中にお稲荷さんがある事は珍しくないと聞きます。

お寺に神社の方が来てお祓いをされる…、なんとなく、面白い事だなぁ、と思うのは私だけか?

Nojitorichuu2a ▲そしてお祓い後、早速解体作業。まず瓦を落として、野地をバリバリっと!瓦は土で固められてたわけで、凄いホコリがでました。

この日は夕方に雨が降ったので、都合が良かった!

Toryou1 ▲肝心の木工の方は加工が終わり、あとは木の保護塗料を塗るだけです。リボスのカルテッドを塗ることにしました。

木の肌に塗装をする、社寺建築の工務店さんは結構あるんでしょうか?私の感覚ではあまり塗装はしないんじゃないかと思ってるんですが、それでも長持ちをすると信じて、塗装しました。

↓板橋の解体屋?塗装屋?家具屋?の富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月23日 (木)

彫刻屋さん

工場加工も最後の最後という感じです。装飾性の高い向拝の組物、虹梁などの彫刻です。

Kibana1a ▲虹梁と向拝柱をはさんで取り付く木鼻

Kumohijiki1a ▲斗(ます)の上に付く雲型肘木

Gegyo2a ▲破風板の拝みに取り付く懸魚(げぎょ)

ある程度は参考本に頼りましたが、こうでなくてはならない!という決まりは無いようです。

今回のお堂は小さいですが、この辺の手間は大きいものと比べてもそんなに変わらないのではないでしょうか?結構大変ですね。

↓板橋の木彫屋?富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月21日 (火)

各部材の仕上げ

各部材、大体の加工がおわりつつあり、鉋仕上げに入ってきました。

Ketaumeki1a ▲あ、でも、ちょっと加工が…、死に節(腐れがはいっていたり、抜けてしまいそうな物など)にはウメ木をすることにしました。青森ヒバは生き節はキレイだなぁ、と思います。ですので、節が見えるところも結構出てきますが、それが、ムク材。節もまたキレイな個性です。

Hahumayu1a ▲破風板の下端の眉を取ってます。正直、この加工も何の為なのか、ハッキリ解らないまま、古式を真似てやっています。

進めつつ、何でなのか解明していきたいなぁ。

Hahumayu3a ▲こんな風に、突きのみでコリコリと…。思っていた以上の手間でした。

↓板橋の注文家具屋富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月18日 (土)

木口を白く塗装

社寺建築では、ほとんどの物が木口を白く塗装してありますね。

003a ▲土台

木は乾燥してくると、割れが入ってしまうことがあります。木口からが割れやすいのでここを塗装します。

現場において、建てた後から塗る事の方が多いのかもしれませんが、今回は小さい建物ですし、長さを決めて、塗装もしていってしまおうかと…。

002a ▲化粧垂木

昔は胡粉(顔料のひとつで貝殻から作られる、更に古くは鉛白を指した。のだそうです。)が使われていたので、白いのです。

最近ではどうなんでしょうか、白ペンキで塗ることが多いんだと思うんですが、今回思い切って?水性塗料を使ってみることにしました。

水性でも、当然屋外対応なわけですし、イケる!ハズ!?と思いまして…。難しいですね、木は収縮するし。

↓板橋の、ちょっとは塗装もする木工屋富士室内工芸のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月17日 (金)

祝 上棟?

仮組段階ですが、棟木も付きました。

025a ▲棟木の上に、棟束・大棟・雁振などと、また乗る物があるのですが、それは現場での施工。とりあえず、上棟までは無事に出来そうかな?

018a ▲ここまで仮組をしてみたのは、軒付けと言って、銅板が貼られるところの、下地の部材、これが、キチンと納められるようにするため。撮影のタイミングを逃しましたが、画像にある、軒付けの下端材の上に、破風板のような材が乗ります。それの型が合うか等を確かめたかったのでした。

024a

▲下から見上げるとこんな感じです。建ってしまえば、いつもこんな風に見えることになります。

この頃に屋根の事でお世話になっている大熊板金さんが仮組の様子を見にきてくれました。よくアドバイスを頂いています。ご子息もおいでになったそうで、何と偶然にも、ウチの若い職人とご子息が同じ高校の同級生だったことが判明、世間は狭いなぁ。

あと、心配なのは現場での箕甲貼りのとこだ~。

↓板橋の木工家具屋富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月16日 (木)

喜んでもらえる

最近はお堂のネタばかりで、そういえば久し振りに本業?の家具のネタになります。

026a ▲石の膳板が付いた壁だったのですが、石の上に乗せるような形で、壁面収納棚を造らせて頂きました。

諸条件により、壁にビス等で止めてはいけないという事で、多少、大変なところもありましたが、うまく納まってよかった!

扉がカガミ貼りになっていて、高層マンションのお住まいのパノラマビューを家具に写し込もうという、デザイナーさんの設計です。

想定どおりにいったんじゃあないでしょうか?

029a ▲扉を開けるとこんな感じです。CDをお入れになるそうです。

あまり、奥行きがないスペースをうまく活用なさっていると思います!

028a ▲あと、もうひとつ、石の天板のみが出っ張ったスペースの下に収納を付けました。こちらには、お酒をしまわれるそうです。高層マンションの窓から音楽を聴きながらのお酒。優雅でいいですねぇ。

久し振りにエンドユーザー様のお顔の見える仕事でした。取り付け後、大変喜んで下さっていた事が印象に残ります。やらせてもらって良かったなと思える瞬間です。 

「まるで、あつらえたみたいね、まあ、あつらえたんだから、当たり前よね、でもよくできてるわ~」というような感じで…。ホント、良かったです。

↓板橋の注文家具屋と言えば富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月14日 (火)

裏甲の留先

登り裏甲と平(正面)の裏甲は留めで納めますが、屋根の棟が縮まって見えないよう、破風板が上方にいくほど、外に転んでいます。地面に対して垂直ではないわけで、破風板に乗る登り裏甲もまた、転んでいて…。

Noboriuragoutome1a ▲正面、平の裏甲は真っ直ぐで、反っている、登りの裏甲は角度が付いているので、幅を大きめに木取っておいて、組んでみて平裏甲と、留先を削り合わせます。

Noboriuragoutome4a ▲上端と下端を削り合わせて、こんな感じです。今回のお堂は小さいので、画像ではその差は分かりにくく、また、正直、小さいので、たいした加工ではないのですが、もっと破風板等が転んでいて、軒先がもっと反っている事の方が多いわけで、その時の加工はもっと大変なんだろうなぁ。

Noboriuragoubolta ▲この様なL型に曲がったボルトがあるので、今回はこれで留先を固めてみよう、と思ってます。

↓板橋の木工注文家具屋富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 6日 (月)

登り裏甲の加工

登り裏甲:破風板の上にあって、箕甲の部分の野地板の端部を受ける材…ってな解説になるんですが、これもやはり軒反があるが故、大変な加工になってきます。

Noboriurago1 ▲見付け幅としては35㎜程度なんですが、破風面から70㎜くらい出したいので、全体幅は105㎜以上必要なわけで…。まあ、画像にあるように、材の不要になってしまう部分が多い、分損の多い部材なんです。木口裏甲ってのもあるんですがねぇ…。

Uragouaradori1 ▲こんな形に木取られました。しばらくは乾燥させておきたいところ、挽いてばかりの材のようで、まだちょっと湿ってました。

Kariggumihahu1 ▲仮組は、破風板まで取り付いてます。画像の矢印にあるように、破風板の上に登り裏甲が乗るわけです。この材どうしの削り合わせがまた大変なんです。

↓板橋の木工家具製造富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 4日 (土)

破風板の加工

次に破風板(はふいた)の加工です。

Hahuarikakou1 ▲画像下、ベニヤの原寸型をもとに、画像中ほどにあるように、板材を型通りの形にしました。更に、桁に取り付ける為の、蟻加工がしてあるのが、画像の上の方に乗ってます。

Hahuarikakou2 ▲こんな風に、掘り込みます。ちなみに、このお堂の破風板の厚みは35㎜位です。幅は約160㎜位でグーっと反っていて、長さは向拝(ごはい)側で2400㎜位です。

Ketaarikakou11 ▲こっちは丸桁(がんぎょう)の蟻のオスの加工画像。破風板を上から落とし込むわけです。

Ketatohahukari ▲こんな風に、組みます。

Karigumi2 ▲あ、もう桁と棟まで組まれてる。小さいお堂なので、ここまで仮組してしまおうっ!て感じです。それでも場所とってるなぁ。

↓東京板橋のあまり広くない木工所富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 1日 (水)

虹梁の加工

社寺建築にはとかく彫刻が付きものですね。正直なところ、お寺と神社の違いや、お寺の宗派による違い、また建築様式(和様、唐様、ナド)による違い、決まり事などがあるのか無いのか分からないまま加工に入ってしまっています。

1 ▲虹梁(こうりょう)の加工途中の画像。断面も曲面ですし…。

1_2 ▲虹梁ひとつとっても、このように様々な部分名称があり、彫刻加工等が発生します。

彫刻専門の業者さんもあるようですが、我々の手でがんばっていきましょう!

↓板橋の木工家具屋富士室内工芸(株)のURL

http://www.wood-fsk.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »